衝撃
歯列矯正をしています。
上顎:裏側ワイヤー6本、下顎:裏側ワイヤー10本です。
そのため、人と会って歯を見られても矯正していることに気づかれません。
むしろ、若干、滑舌悪い人なのかな?という印象を持たれるくらいです。(←マイナス要素)
矯正って歯を動かすのに何年間、長い場合は十数年かかるイメージだったのですが、半年強でほぼ完了しました。(マジ早い、びっくり)
8ヶ月が経過する来月'22/2に、ワイヤーを抜き、それ以降はマウスピース or 簡易ワイヤー+マウスピース での保定期間になるそうです。
保定期間はせいぜい1~3年くらいかな?と思っていたのですが、想定外の回答が返ってきました。
僕 「マウスピースをつける期間はどれくらいでしょうか。また、1日に保定装置をつける時間は年数とともに減らしても良いのでしょうか?」
受付の女性 「基本的には一生涯です。1日に保定装置をつける時間は徐々に減らすことは可能ですが、どうしても戻りが発生するため、生涯、保定装置とお付き合いいただく形になります。」
心の中の僕 「マジかーい。矯正完了したら、今つけてるワイヤーみたいな制約(もちろんマウスピースも)なしに食事も会話もできるし、仕事でも、"急に滑舌よくなった歯が綺麗なコンサルの若手ボーイ" に生まれ変わるつもりだったんだけど!!」
受付の女性 「他院では、ワイヤーを外した後に、2-3年のマウスピース装着を経て、何も処置しないことを謳っている場合がありますが、当院では、戻りを考慮して、一生涯、保定いただくことを推奨しております。」
僕 「なるほど。誠実、真摯な方針を取っているんですね。」
気づき
そういえば、美容整形でもそうですが、メンテナンスが発生するのが前提で、メスを入れる施術であっても多少の戻りは考慮が必要だったかなと。
むしろ、戻せることを訴求したボトックスやらヒアルロン酸注入もあるくらいだし、傷が自然に治癒されるの現象も「戻り」を利用していたなと。
当然といえば、当然のことだと思いました。
※ちなみに、歯列矯正も保険適用外なので、広義では、美容整形と認識してます。
翻って、自分のスキルやマインドはどうだろう?
留学時と直後にピークだった英語でのコミュニケーション能力は確実に衰えているし、ずっと前に読んだ本の内容を忘れているし、習慣化できていた早起きもできなくなっているし。。
マインド面で言えば、資本主義の荒波に揉まれて、目の前の幸せをなおざりにしてないかな?とか。逆に「戻り」が必要なものもあるんだろうなとか。
歯だけでなく、自身が持っている無形の価値をいかにリテンションするか?
研がない刀は斬れ味が悪い。
噛み砕くと、スキルとマインドのリテンション がテーマになると痛感しました。
とはいえ、一度身につけたものは覚えていたりするので、「Acquisition」の必要はなく、あくまで「Retention」だけで良いのです。
せっかく頑張ってたのに、今サボっているせいで眠っている価値(無形の有休資産)はないかな?とか、常に自身をアップデートしないとなと改めて実感させられたエピソードでした。